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SDGsをわかりやすく!調べてみました。

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SDGsをわかりやすく!調べてみました。
最近SDGs(エスディージーズ)という言葉をよく目にしたり、耳にしたりされることがあると思います。
SDGsは【持続可能な開発目標】のことなのですが、何となくは理解しているけど、具体的にはよくわからないと感じている人も多いのではないでしょうか。

このSDGsを事業計画に盛り込む企業も増加していて、これからSDGsの意識はますます広がっていきます。

新型コロナウイルスが収束した後は、SDGsに本格的に取り組む企業が増えていくと考えられますが、ただ社会の潮流だから、ブームだから、ブランディングに必要だからといった表面的な取り組みではなく、社会の課題に対して企業として何が可能で、どれだけ真剣に取り組んでいるかが問われると感じています。

SDGsとの向き合い方について調べてみました。

目次

SDGsとは、その背景

SDGs(エスディージーズ)とは持続可能な開発目標(Sustainable Development Goalsサステイナブル・ディベロップメント・ゴールズ)のことで、

2015年9月の国連総会で採択された『我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ』(Transforming our world: the 2030 Agenda for Sustainable Development) と題する成果文書で示された2030年に向けた具体的行動指針で、

国連の持続可能な開発のための国際目標であり、17のグローバル目標と169のターゲット(達成基準)が掲げられています。
出典:Wikipedia 「持続可能な開発目標」


国連開発計画(UNDP)によると、SDGsは、人間の尊厳を奪う貧困へのグローバルな取り組みとして、2000年にスタートしたミレニアム開発目標(MDGs:Millennium Development Goalsミレニアム・ディベロップメント・ゴールズ)の後継となる目標で、

前身となるMDGs は2015年までに達成すべき目標として8つのゴールと21のターゲット項目が掲げられました。
命にかかわる貧困と飢餓、疾病の蔓延予防、普遍的初等教育の達成が柱になる目標で、

そのおもな成果は、
・10億人以上が極度の貧困を脱し(1990年以来)。
・子どもの死亡率は半分以下に減少(1990年以来)。
・学校に通えない子どもの数は半分以下に減少(1990年以来)。
・HIV/エイズ感染件数は40%近く減少(2000年以来)。
とのことです。

その後、持続可能な開発目標(SDGs)に引き継がれ、2012年のリオデジャネイロで開催された国連持続可能な開発会議(リオ+20)で議論が始まり、
現在国際社会が直面する、喫緊の環境、政治、経済の課題解決のために取り組む一連の普遍的目標が策定されました。

SDGsは、MDGsのベース、貧困と飢餓、疾病の蔓延予防などに加えて、気候変動、持続可能な資源・環境、ジェンダー平等、人権、雇用と経済などを加えた17のグローバル目標と169のターゲットを掲げています。

『我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ』の前文で「誰一人取り残さない」「すべての人々の人権を実現する」と宣言されており、世界中のすべての人がSDGsに関係しています。

17のグローバル目標は
1.貧困をなくそう、2.飢餓をゼロに、3.すべての人に健康と福祉を、4.質の高い教育をみんなに、5.ジェンダー平等を実現しよう、6.安全な水とトイレを世界中に、7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに、8.働きがいも経済成長も、9.産業と技術革新の基盤をつくろう、10.人や国の不平等をなくそう、11.住み続けられるまちづくりを、12.つくる責任 つかう責任、13.気候変動に具体的な対策を、14.海の豊かさを守ろう、15.陸の豊かさも守ろう、16.平和と公正をすべての人に、17.パートナーシップで目標を達成しよう
からなり、

SDGsは、私たちがこの地球に存続して平和を維持していくために、世界をより持続可能な道へ導くための緊急の呼びかけでもあり、全人類に影響している課題解決のための誓約です。持続可能な豊かな未来を築くために、私たち一人ひとりが現状を認識して、意識を変える必要があります。
出典:国連開発計画(UNDP)「持続可能な開発目標」
出典:外務省「わかる国際情勢」

CSRとSDGs

これまで多くの企業は、事業計画に理念とCSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)を打ち出していましたが、これからはSDGsを意識して企業の社会的責任を果たすことが求められ、CSRも社会貢献ということでは似ていますが、意味合いには少し違いがあります。

SDGsもCSRもその取り組みは持続可能な社会への貢献を目的にしていますので目指す方向性は同じです。ただCSRは企業がステークホルダーからの信頼を得るために自主的に掲げて取り組むものに対して、SDGsは喫緊の社会的課題への解決目標・誓約が、2030年のゴールを決めて国連により国際目標として掲げられていることに違いがあります。

CSRが取り入れられ始めたのは2000年代に入ってからです。その背景にはグローバル化が急速に進んで、法令順守、環境への配慮が必要とされるようになり、食品の成分や使用期限の偽装表示などの不祥事も報告されたことなどから、企業の在り方が問われるようになりました。

また、インターネットの普及によって、企業に関するマイナスイメージは瞬時に拡散されるようになったことや、企業の評価は利益追求だけでなく、株主への説明責任としてもCSRが重要視されるようになりました。

このようにCSRは投資者だけでなく、従業員、消費者、環境、地域などすべてのステークホルダーに対し適切な意思決定をおこなう責任を表しています。

またCSRは、コンプライアンス(法令順守)が問われ、国際基準のISO認証で高い評価が与えられますが、SDGsへの取り組みは基準やルールはなく、自主的に宣言すれば取り組めることもあり、表面的には取り組んでいるように見えて、実際は取り組めていない形だけのSDGsは、「SDGsウォッシュ」と呼ばれて揶揄されていますので注意が必要です。

「SDGsウォッシュ」とは表面を薄く塗るという意味のwashからきており、例えば「経営者がSDGsの17色の丸いバッジを付けてアピールしているから?」「その取り組みはSDGsの趣旨に沿った本物なのか?」などの意見もあり、社会の目は関心をもっていますので、SDGsへの理解を深めて企業全体で意識を高めることが必要です。
また技術革新で、各企業の技術を生かした「社会や地球環境の改善につながるビジネスモデル」の創出が求められています。

新型コロナウイルスとSDGs

この一年、新型コロナウイルスの感染拡大で世界は大きな打撃を受けています。何度も繰り返し起こる感染拡大は三度にわたり、私たちの健康、生活、経済に大きなダメージを与えています。そしてコロナ禍は、さまざまな課題を浮き彫りにしました。現在もウイルスは変異を繰り返して、更なる脅威となっています。

ウイルスの感染拡大を抑えるためのロックダウン(都市封鎖)により、世界中の多くの人が仕事を失い、「貧困と飢餓」は増加しました。感染により命を失う人も多く、「健康」についても不安を感じています。また、ステイホームによる他者とのコミュニケーション不足から、孤独を感じる人や家庭内暴力(DV)の被害も増加しています。

2030年までに目指すSDGsの持続可能な開発目標は、地球上の「誰一人取り残さない」と掲げており、想定外の全世界ウイルス蔓延でこれまでの成果は後退し、各国で緊急の対応が迫られています。

その反面「働き方・技術革新・経済成長」「質の高い教育」に関しては、これまでとは違ったデジタルでの取り組み、オンライン授業やリモートワークを加速させ、
日本ではIT環境の整備の遅れが浮上して、今後の課題が明確になりました。
またコロナ禍は、デジタルとデータを使った技術革新「DX:デジタルトランスフォーメーション」を推進させ、リモートワークによりワークライフバランスを実現しやすくなりました。

新型コロナウイルスの蔓延は未曾有のネガティブなことですが、世界が未知のウイルスに脆弱だということ、社会の仕組みも経済も、当たり前に後退することなく繁栄していくという幻想を持っていたことに気づく機会になったと思います。

世界がウイルスの脅威を感じて、未知のウイルス、地球温暖化、環境問題が関連している身近なさまざまなリスクに対処すべき時期にあることを、私たちは認識できたのではないでしょうか。

SDGsの取り組み

2015年にSDGsが国連で採択された後、日本政府は2016年5月に総理大臣を本部長、官房長官、外務大臣を副本部長とし、全閣僚が関係する「SDGs推進本部」を設置し、省庁横断的に、国内外の関係機関や各種団体を含めたステークホルダーとの対話を経て、日本の取組指針となる「SDGs実施指針」を決定しました。

直近では、昨年2020年12月の第9回推進本部会合で、2021年のSDGs推進のための具体的施策をとりまとめた『SDGsアクションプラン2021』を決定しています。

外務省により公募され、SDGs達成に向けた優れた取組を行っている企業・団体等を、「SDGs推進本部」として表彰する「ジャパンSDGsアワード」は、昨年12月に第4回の結果発表を終えて、SDGsの推進を浸透させています。

企業の取り組みとして、
・第4回パートナーシップ賞受賞の富士通株式会社は、「誰一人残さない質の高い教育の実現に向けて 5G・VR等の先端技術を活用した遠隔校外学習プロジェクト」に取り組み、

・第3回副本部長受賞の株式会社LIXILは、「安全な水とトイレを世界中に」のテーマで「安価で高品質なトイレを途上国に提供し、みんなにトイレプロジェクトを実施(現在は終了)」、

・第1回パートナーシップ賞受賞の吉本興業株式会社は、すべてのテーマに関して「グループ全体でSDGsへの意識を高め、イベントや国内外のメディアを通じてSDGsの情報発信を推進」
などさまざまな取り組みが行われています。

また各企業でもSDGsへの関心が深まり、日本経済団体連合会(経団連)の「企業行動憲章」に加えられた「Society 5.0-ともに創造する未来-」にもSDGsが盛り込まれています。人類の健全かつ持続的な発展に貢献するために、さまざまな変革を成し遂げて社会的課題の解決にチャレンジすることを宣言しています。

ビジネスの世界ではよく知られた、近江商人の三方よし「売り手よし、買い手よし、世間よし」という言葉がありますが、ビジネスを通じて持続可能な目標達成のために社会に貢献することはSDGsの本質ではないでしょうか。

出典:外務省「日本政府の取り組み」
      「ジャパンSDGsアワード」
出典:経団連「KeidanrenSDGs.com」

私たちに求められること

すべての人に関わるSDGsに、私たちが取り組めることは多くあります。

・SDGsに関心をもってSNSなどで調べてみる
・SDGs関連の本を読んでみる
・家族や友達とSDGsのことを話題にする
・世界の貧困国の現状や支援について関心をもち、寄付などで参加する
・食べ残しや食料を無駄にしないように工夫する
・バランスの取れた食生活をする
・健康的な生活習慣を意識して、感染症を予防する
・家族の役割や家事を平等に分担する
・いじめや差別をしない、させない
・地球温暖化について関心をもつ
・電気などのエネルギー資源を無駄にしない
・エコバック、マイボトルを持ち歩く
・プラスチックゴミを減らす
・環境に配慮した製品を購入する
・国際紛争や平和に関する記事を読む
・SDGsで自分ができることを実行に移す

これらはほんの一部分に過ぎません。他にも思いつくことでできることは取り入れましょう。

消費者も最近は、環境や社会問題の解決に貢献できる商品を購入するという「エシカル消費」を意識して購入する傾向があります。エシカルとは倫理的、道徳的という意味があり、環境負荷が少なく、労働者の環境、人権が守られて製造・生産された商品が選ばれています。

コロナ禍の現在、感染への不安、生活の不安から、マクロでSDGsが伝えられて意識していても、ミクロの個人の意識レベルで誹謗中傷や攻撃が起きていると感じています。現実と向き合うことは大切ですが、今はできる限りの感染予防対策をしてコロナ収束後の未来をイメージしましょう。

すべての人に関係するSDGsを意識することで、世界は、そして地球は一つであることがわかります。人道的、内政干渉、宗教、文化、価値観の違い、国の枠組みを超えて、地球という枠組みで考えることが必要です。対立する相手に理解を示さないことで、失われるものは多くあります。

この地球が永遠に続くという幻想から目覚める時です。コロナ禍はそれを浮き彫りにしました。
ネガティブを意識していれば、集合意識でネガティブを引き寄せます。
希望を持ちましょう!

SDGsの潮流に乗るだけではなく、できないと思われることにもチャレンジして持続可能な社会を目指すことがいま求められています。

このブログでは、次回から各17のグローバル目標について学んだことを順次お伝えしたいと思います。

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