SDGs
SDGsへの取り組み
芳武印刷が取り組むSDGs
SDGsは、私たちがこの地球に存続して平和を維持していくために、世界をより持続可能な道へ導くための緊急の呼びかけでもあり、全人類に影響している社会課題解決のための誓約です。持続可能な豊かな未来を築くために、私たち一人ひとりが現状を認識して、意識を変える必要があります。
芳武印刷も持続可能な社会を目指す一員として、豊かな未来を築くための未来思考から、いまできることを考え、事業を通じて課題解決のご提案と行動をいたします。
お客様の事業計画・CSRの推進にもお役立てください。
芳武印刷が取り組むSDGsについてご紹介いたします。
弊社メディア:「SDGsをわかりやすく!調べてみました」はこちらから
抗菌・抗ウイルス製品のご提案
抗菌・抗ウイルス製品
新型コロナウイルスをはじめ、さまざまな感染症の予防意識を高めて健康をサポートできる抗菌・抗ウイルス製品をご案内いたします。
外したマスクの収納のために「抗菌マスクケース」「抗菌・抗ウイルスのパッケージ・ファイル類」「パンフレット・冊子の表紙」など、抗菌技術を施すことができます。お客様の安心と企業意識の高さをお伝えできます。
詳しくは抗菌印刷のページをご覧ください。
抗菌製品には「SIAAマーク」を入れることができます。
SIAAマークは、ISO 22196 法により評価された結果に基づき、抗菌製品技術協議会ガイドラインで品質管理・情報公開された製品に表示されています。
SIAA(抗菌製品技術協議会)マークを表示することにより、競合品との差別化や新商品イメージを与えることができます。
SIAAの会員である弊社の抗菌印刷製品には、この「SIAAマーク」の表示ができます。
(弊社登録番号 JP0122421A0001O)
バイオマスインキの導入
バイオマスとは
バイオマスとは、「バイオ=生物資源」「マス=量」を示し、
2002年(平成14年)12月に閣議決定した、バイオマスの利活用推進に関する具体的取組や行動計画「バイオマス・ニッポン総合戦略」では、「再生可能な、生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの」と定義されています。バイオマス資源活用促進事業では、「化石資源由来のエネルギーや製品をバイオマスで代替することにより、地球温暖化を引き起こす温室効果ガスのひとつであるCO2の排出削減に大きく貢献することができる」とされています。
バイオマス(再生可能な有機資源由来の物質)を利用した材料は、化石資源の節約や地球温暖化防止(二酸化炭素排出量の削減)の観点から、特に注目されています。
弊社が導入しているバイオマスインキとは、植物由来の資源を原料の一部に使用して製造したインキです。
製品の乾燥重量中に占めるバイオマス原料の割合をバイオマス度として表します。
バイオマスインキのメリット
CO2排出量の削減に貢献
バイオマスインキは、原料の植物が成長する過程でCO2を吸収するため、廃棄の際に燃焼したとしても全体としては地球温暖化の原因となるCO2量が増加しない「カーボンニュートラル」の考え方に基づいています。そのため従来のインキと比較してCO2を削減することができます。
当社のバイオマスインキは、一般的なパッケージ用印刷インキ※ に比べ、印刷プロセスで発生するCO2を15%程度削減することができます。
一般のインキに用いられる原料は石油由来のものが多く、その量には限りがあります。バイオマスインキは持続可能な植物由来原料により、石油資源の使用を削減することができます。
バイオマスマークの表示で消費者へ環境対応をPR可能
当社が使用するバイオマスインキは、一般社団法人日本有機資源協会が定めるバイオマスマーク商品の認定を受けています。バイオマスインキを使用すれば、最終製品上にバイオマスマークおよびバイオマス度を表示することができるため、環境に優しい製品であることを消費者に向けて訴求できます。
カーボンニュートラルの考え方
カーボンニュートラルとは
温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させることを意味します
カーボンニュートラルは、厳密には、植物由来燃料・原料の燃焼・分解に伴って排出される二酸化炭素の量を基準(排出量)にし、元となる植物が成長過程で吸収した二酸化炭素の量(吸収量)がそれと同じ量となることを指します。
現在、問題となっている地球温暖化の主な原因の一つとして、大気中の二酸化炭素の濃度が上昇していることが挙げられ、二酸化炭素の濃度の上昇を抑えることで地球温暖化の進行を抑えようとする動きがあります。
温室効果ガスの「排出を全体としてゼロ」というのは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」から、森林などによる「吸収量」を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることを意味しています。
カーボンニュートラルの達成のためには、温室効果ガスの排出量の削減・吸収作用の保全及び強化をする必要があります。
また、カーボンニュートラル(有機資源由来)の燃料を作って利用したとしても、「製造・輸送の過程で化石燃料の使用があれば二酸化炭素の排出量が上回ことになります。製造・輸送など、すべての工程の製品ライフサイクルにおいて、排出と吸収量のバランスが同等になってカーボンニュートラルが実現できるのです。
化石燃料の場合は排出された二酸化炭素を地中に戻す手段が乏しくその時間がかかるため、化石燃料を少しでも使えば、温暖化の原因となる二酸化炭素を大気中に長期にわたって発生させることになります。例えば、バイオエタノールの中でも、生産段階で大量の化石燃料が使用されているものもあり、逆に環境負荷を増やす結果となっていることが指摘されています。ライフサイクルアセスメントを通じてカーボンニュートラルを達成するには、再生可能エネルギーを導入するなど多面的な対策が必要となります。
今後、芳武印刷も意識して取り組みたいと考えます。
FSC認証紙の取り扱い
FSC認証紙とは
カーボンニュートラルを達成するには、現在過剰に排出されている二酸化炭素の量と同等の二酸化炭素が吸収できるプランが必要になってきます。地球規模で二酸化炭素の排出量を相殺できることが理想のカーボンニュートラル、温暖化防止につながります。
それには植樹などの意識を高める取り組みも必要です。
取り組みの中の森林認証制度とは、適正に管理された森林から産出した木材などに認証マークを付けることによって、持続可能な森林の利用と保護を図ろうとする制度で、
FSC(Forest Stewardship Council(R)、森林管理協議会)による森林認証は、責任ある森林管理を世界に普及させ環境保全の点から見ても適切で、社会的な利益にかない、経済的にも継続可能な森林管理を目的とする、国際的な森林認証制度です。
FSC認証制度には二つの形態があり、
・FM認証(Forest Management Certification):森林の管理・経営を対象として適用される。
・CoC認証(Chain of Custody Certification):認証森林の林産物における加工・流通過程の管理を対象とし、林産物がFSC認証森林(FM認証)その他FSCの定める基準を満たしたものから生産されたものであることを保証してラベリング(FSC認証マーク)される。
FSC(R) 認証紙は違法伐採や違法伐採材ではなく、適切に管理された森林を伐採した木を使用しています。
認証紙を採用した印刷物は、森林資源への支援、環境への配慮、社会的貢献への証です。
弊社でも印刷物にFSC認証紙の取り扱いをしております。
森林保護、地球温暖化防止につながるFSC認証紙をご検討ください。
脱プラスチック・削減への取り組み
海洋プラスチック問題とは
環境省の報告では、2016年に行われた世界経済フォーラム(ダボス会議)において、
• 世界のプラスチックの生産量は1964年~2014年の50年で20倍以上に急増(1,500万→3億1,100万t)。今後20年間でさらに倍増する見込み。
• 毎年少なくとも800万t分のプラスチックが海に流出。(重量でジャンボ機5万機分)
• 海のプラスチックの量は、2050年までには魚の量を上回る計算。(重量ベース)
•プラスチック容器のリサイクル率は14%。
• プラスチックのリサイクルを促進し、海など自然界への流出を防ぐ対策の強化が急務。
と発表されたと問題提起しています。
「海のプラスチックの量は、2050年までには魚の量を上回る計算」とは想像がつきません。
実際に、世界各地で砂浜に打ち上げられて死んだクジラの胃から、ビニール袋などのプラスチックごみが発見される例が報道され、クジラだけでなくウミガメやイルカ、その他の海の生物でも同様の報告があります。
また、これらのプラスチックごみが紫外線や海水にさらされて劣化すると「マイクロプラスチック」といわれる小さな破片になり、分解されず海中に漂い続けて、魚や貝などがエサと間違えて食べてしまう例も確認されています。
生態系にも影響することになり、その魚介類を私たちが摂取すると付着した有害物質やプラスチックそのものの添加物などで、私たちの健康にも悪影響を及ぼしかねないのです。
便利で使いやすく、今や日常生活で欠かせない素材になっているプラスチックですが、このようにプラスチックが大量に生産、消費されていく中、使用後のリサイクル、回収処理が問題になっています。
プラスチックの原料として「石油」が使用されているので、焼却処分をすると二酸化炭素が排出され地球温暖化にも影響し、廃棄されたプラスチックが、マイクロプラスチックとして海洋汚染につながります。
問題の改善には脱プラスチックの意識を高めて、代用できる素材、循環型リサイクルの仕組みを整える必要があります。
対策として、スーパーやコンビニなどで使われるレジ袋(買い物袋)の有料化が始まり、最近ではレジ袋の辞退が定着しつつありますが、SDGsの取り組みにも掲げられ世界規模で「脱プラ・削減」を進めることが急務です。
代替素材として植物を原料にして作られる「バイオマスプラスチック」、その他の新素材も注目されていますが、自然界で分解されないプラスチックの性質に変わりはありません。
SDGsの観点からも、ここ最近「脱プラスチック」に向けたさまざまな取り組みが進められています。
弊社でも「脱プラ」を意識して、クリアファイルの代用として「紙の抗菌ファイル」をご提案し、「抗菌マスクケース」も紙製のケースを考案しています。抗菌ニスでコーティングすることで強度も増します。
今後も活用できる「脱プラ製品」の情報をご提案して参ります。
弊社メディア:「海洋プラスチック問題とは?改善のためにできること」はこちらから