吸水ショーツを知っていますか?
最近よく聞くフェムテックという言葉。 FemTech(フェムテック)とは、Female(女性)とTechnology(テクノロジー)をかけあわせた造語で、女性が抱える健康の課題をテクノロジーで解決できる商品(製品)やサービスのことです。
今回はそのフェムテック商品を、オーナー自らの経験から、使い心地の良いものを作りたいという思いを込めて開発された、kanoa(カノア)様の吸水ショーツをご紹介します。
弊社で抗菌印刷を使ったパッケージの製作をしていただきました。
吸水ショーツとは、ナプキンやシートではなくショーツ自体が水分を吸収するアイテムです。
一般的には水分を吸収する生地を使用し、速乾、防水、防臭シートの何層かの構造になっているものが多く、漏れを防ぎ生理中に使用することも可能です。商品によっては軽い尿漏れにも対応しています。
素早く水分を吸収するので、空気に触れることで繁殖しやすい菌の増殖を抑制し、衛生的に快適に使用できて、ナプキンを使用している時のごわつきや、よれが無く、経血漏れの心配からも解放されます。その日であることを忘れるくらい快適で「いつもと変わらず自由に」過ごせるのです。
最近は一度体験した人たちの中で、その使用感と快適さから吸水ショーツ派になる人が増えています。
特に生理の周期が定まらないジュニア世代は、このショーツを身に着けているだけで安心に過ごすことができます。
使い捨てではないので洗濯の手間はありますが、月に一度自分の体のことを知る機会になり、メリット、デメリットを考えても長い目で見るとストレス無く身体のためになる、快適に過ごせる吸水ショーツはおすすです。
吸水ショーツのメリット
・ナプキンのように交換する必要が無い
・予測できない始まりもショーツとして準備できる
・蒸れる、ズレる、かぶれる、においなどの不快感が無く快適に過ごせる
・ゴミが出ないので環境に優しい
・スポーツ時も漏れが気にならない
・防災グッズの中にも常備しておくとコンパクトに収まる
デメリット
・洗濯の手間がかかる
・初期投資(購入)が必要
洗濯は商品によっても違いますが、30分程度つけ置きやもみ洗いの後に洗濯機洗いが一般的です。
いまなぜ吸水ショーツなのか?
新型コロナウイルスの影響もあり、仕事を失う、収入の激減などで生理用品の購入も困難になるなど、「生理の貧困」が問題になっています。社会全体も女性の生理について関心を示し始め、フェムテックの概念も広がりつつあります。
地方公共団体の中にはナプキンの無料配布をされるなど、社会においても「生理の貧困」への取り組みがスタートしています。
SDGs目標5「ジェンダー平等を実現しよう」の観点からも、これまではタブー視されてきた女性特有の悩みや問題を改善するため、お互いの体への理解を性別関係なく考える時代になりました。
今まではナプキン使用が当たり前だった時代を過ごしてきた多くの人には、吸水ショーツは画期的ではあるけど馴染みがないかもしれません。
-----カノアさんのホームページより-----
女性が生涯経験する生理は、平均して40年間と言われています。
1か月(5日間の生理日数として)に使うナプキンは25枚、実に1年で300枚!
生涯で消費するナプキンは、なんと12000枚にもなるので
これは約40000枚のレジ袋と同じプラスチック量になります。
毎回、何気なく使い捨てているそのナプキンが、実は温暖化の原因にもなっているかもという事実。
また、プラスチックのみならず、ナプキンに含まれている高分子ポリマーなどの化学物質が
女性の体で飛び抜けて高い吸収率がある膣から入り、子宮を冷やしたり、女性ホルモン
の働きを狂わせたりするデータも。
経皮吸収率の軽減
*腕の吸収率を『1』とした場合、女性のデリケートゾーンは『50』の吸収率にもなります。温まった身体の皮フ血管は拡張しているので経皮吸収率はさらに上昇します。
*経皮吸収されたものは、血液にのり全身に行き渡ります。
→これにより経血量の減少、生理痛、生理期間の短縮につながるのでは?といわれています。
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実際に吸水ショーツを使用してから生理痛が軽くなったと感じるという声も聞かれています。(個人の感想です)
また、高分子ポリマーなどの化学物質が体に影響しているという確かなエビデンスはありません。特に問題はなく体に影響を与えることはないといわれる専門家の方もおられます。
ただ女性にとって40年間使い続けるものが、自分にも地球にも優しく安心して使えるものだとしたらありがたいと感じるのです。
新しいものに対して抵抗があったり、現状と使いやすさを比較して敬遠することもあります。便利なものに慣れるとそれが当たり前になりますが、自分の体に向き合うこと、地球環境を考えることをきっかけに、当たり前の生活を見直すことも大切かもしれません。
吸水ショーツを一つの選択肢として一度体験してみてください。
海洋プラスチック問題・温暖化防止のために脱プラスチックを目指した私たちにできることは多くあります。
高分子ポリマーと海洋プラスチックの記事はこちら
Kanoa(カノア)さんの吸水ショーツとは
(ホームページより)
履き心地や機能性を何度もチェックし心地よいものになるようこだわりました。
成人女性とはまだまだ体のラインが違うジュニアサイズも、モニターからのリアルな声をもとにつくられています。
・機能性生地を重ねた・安心の4層構造
①吸収速乾シート(抗菌・防臭)
特殊な加工で、肌に触れる部分はサラサラ。
②超吸収シート(regular typeのみ)
軽い尿モレにも対応できる、超吸収シート。
③透湿防水シート
不快な湿気のみを通し、水分はブロックして漏れを防ぎます。
④ショーツ生地
吸水性のあるストレッチニット素材を使用。
・生地から全て日本製
kanoaは日本の生地メーカーの生地を使用し、熟練された職人の手により1枚1枚ていねいに縫製しています。工場の方達とは、丈夫さやモレにくさ、使い心地の良さを追求し、改良のミーティングを幾度も重ねました。
日常でも使いやすいカラーサイズと、気分が上がる花柄のカラー展開で、
【 light type】 と【regular type】の2種類です。
【 light type】
1枚でおよそナプキン4枚分の吸水量(約40ml)があります。
デイリーに使用できるlightタイプ。
吸水面を腰まで広げた安心設計でお尻全体をすっぽり心地よく包んでくれ安心して日々を過ごせます。
【regular type】
1枚でおよそナプキン12枚分の吸水量(約120ml)があります。
多い日や就寝時でも使用できるregularタイプ。
かるい尿モレにも対応します。
吸水面を腰まで広げた安心設計でお尻全体をすっぽり心地よく包んでくれ安心して日々を過ごせます。
・1枚の売上につき10円が寄付されます
機能性生吸水ショーツ 1枚の売上につき10円が特定非営利活動法人フリーザチルドレンジャパンに寄付されます。
特定非営利活動法人フリーザチルドレンジャパンは、世界のすべての人々が誰一人取り残されることなく、心もからだも健康で、自身の夢や希望を実現でき、国籍・宗教・年齢・性別・文化・障害の有無に関係なく、互いを認め合い、互いに勇気づける多様性のある社会を目指しています。
kanoa (カノア)ホームページ
Kanoa(カノア)さんの想い
(ホームページより)
カノアさんの吸水ショーツは娘の自由を願う母の気持ちからスタートされました。
それはオーナーご自身が子供時代の経験から・・・
"女性だから"という理由で悔しい想いをしたこと。
"女性だから"…そんな制限がたくさんあったこと。
その中の1つである毎月やってくるこのサイクルとうまく向き合えなかったあの時。
いまならもっとうまく向き合えるけれど、あの頃はこのサイクルが憂鬱で仕方がなかった。
でも今だから分かるのは、このサイクルはとても大切なことで、愛してあげるべきことであること。
私自身が経験した不安を娘から取り除いてあげれるように。
もっと自分自身の身体を大切に労ってあげれるように。
全ての女性が、自由になれるように…。
そんな想いからこのkanoaはスタートしました。
kanoaはハワイ語で”自由”を意味する言葉とのことです。
憂鬱な日でも「いつもと変わらない自由」を母から娘へプレゼントしたいという想いで、
企画、生地、縫製、全て日本製にこだわった吸水サニタリーショーツを1年の期間をかけて開発されました。
楽しいとき、悲しいとき、悔しいとき、幸せなとき…。
どんなときも心地よく、どんなときも寄り添いたい。
一つでも不安を取り除いてあげたい。
いつもと変わらない自由を。
そんな想いが込められた kanoa (カノア)さんの吸水ショーツ。
今回ご縁をいただき関わらせていただいたことで、多くの学びがありました。
とても素敵な商品だと思います。
国内の工場で、熟練された職人の手により、1枚1枚ていねいに完全手作業で縫製された確かな商品です。何度も改良を重ね吸水速乾布(抗菌消臭)・吸水布・防水布を独自の重ね方で伝い漏れのないよう縫製され、徹底した品質管理をされています。
kanoa (カノア)さんの想いと技術が込められた吸水ショーツをぜひ体験してみてください。
きっとあなた自身も自由を感じられると思います。
kanoa (カノア)ホームページ