付加価値を感じるブランディング
数ある商品・サービスの中から、自分の求めているもの、悩みや課題を改善してもらえるものを見つけることが困難な時代になってきました。
ユーザーは、何を重視して商品やサービスを選ぶのでしょうか?
例えば、その商品の性能・サービスの使いやすさ・コンセプト・ブランドイメージなどの体感やビジュアルイメージでしょうか?
あるいは、企業側がその商品・サービスを提供する背景や、想い、歴史や実績など目に見えない価値を大事にするユーザーもいるかもしれません。
これらの情報をユーザーにわかりやすく伝えて、「○○らしさ」といった独自性に共感してもらうことができれば、継続してファンになってもらえ、信頼を得ることができます。
ユーザーの求めるものや価値は人によって違いますが、まずニーズを満たしてくれるもの、その上でそれを使う潜在的な価値「付加価値」を感じる商品・サービスは、その人にとって特別な存在なのではないでしょうか。
今回はその付加価値を「ブランドストーリーブック」で伝えられた株式会社 岩佐 様をご紹介します。
モノづくりの姿勢を伝えられた 株式会社 岩佐 様
1928年(昭和3年)に鼻緒のメーカーとして創業され、草履、和装向けハンドバッグ、フォーマルバッグの製造を通して普遍的な伝統と装いを継承され、礼節を重んじるモノづくりをされてこられた 株式会社 岩佐 様 。
製品の素材・材料も、すべて高品質な国産のものを使用され、安全で環境に配慮されたモノづくりをされています。
また、一つひとつのパーツを丁寧に組み合わせて、手間をかけて製作される製品は、職人の手仕事による美しさが感じられ、大量生産にはない温かみと国産ならではの清潔感ある商品を届けられています。
今回は、そのモノづくりへの想いを「ブランドストーリーブック」としてお客様に伝えられたいと制作を企画されました。
ブランドストーリーブックとは?
創業のストーリーを語ると、ブランドの原点や想いを伝えることができて、製品やサービス、そこに込められたブランドならではの熱いメッセージをお客様にお伝えすることができます。ブランドが大切にしている価値観、使用されるお客様への想いに共感されて、体験が印象に残りファンになってもらえるなど、絆を深めることができます。
また、商品を使用されるお客様への思いを馳せながら丁寧に製作された製品は、メッセージを伝えることで付加価値が高まります。そして、お客様の喜びの体験としてSNSなどで共有され、人から人へその良さが伝わっていきます。
株式会社 岩佐様の「お客様の人生の節目節目に寄り添う商品でありたい」との願いからも、株式会社 岩佐様の信頼できる素晴らしいモノづくりがうかがえます。
株式会社 岩佐様のブランドストーリーブック
【背 景 ( 課 題 )】
「株式会社 岩佐のモノづくりの姿勢」をもっと広めたい・・・。商品をご購入いただいたお客様に、商品と同梱して送るブランドストーリーブックを制作したい。
【解決法の提案】
商品をご購入いただいたお客様に、株式会社 岩佐 様のモノづくりの姿勢を知っていただき、身近な人に勧めていただけるような口コミツールを目指して制作。ブランドや商品紹介ではなく、モノづくりへの取り組み方を知っていただくことで、お客様の人生の節目節目に寄り添う商品でありたいとの願いを込めて、オリジナルストーリーを書き下ろしました。
【効果(お客様の声)】
今までこのようなツールがなかったのでお客様にはもちろん、社内でも改めて商品への愛着を感じることができた。自分たちが作っている商品がお客様の人生に寄り添っているのを感じられる。